加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

予備校模試の採点結果との向き合い方

お世話になっております。
司法試験模試の結果との向き合い方について質問です。
添削に基づく点数とコメントをみて復習をしていくことになると思います。
納得できるできない点と色々ありましたが、何を意識して復習すればよいのでしょうか。
また、ある科目について、得点調整で20点以上上がったものがあるのですが、何か悪かった点があったから調整されたのでしょうか。
仕組みを教えていただけたら幸いです。

予備校模試を受ける主目的は、インプット及び司法試験過去問を通じて学んだ「思考・読解のコツ」、「科目・分野・論点ごとの書き方」、「現場思考問題の対処法」及び「メリハリ付け」等を初見問題の演習を通じて確認・研磨するということです。

したがって、予備校模試の復習等では、予備校模試独自の採点基準ではなく、司法試験の採点基準を前提とした自分の課題の達成度を前提とすることになりますから、納得できない採点結果は無視しても構いません。私の場合、本試験2か月前に受けたTKC模試では、特に大きなミスはなかったにもかかわらず、全体の上位20%だったので、予備校模試の採点基準はあまり参考にならないと思います。

予備校模試独特の採点基準に引きずれると、せっかく司法試験過去問の演習・分析を通じて身につけた司法試験で評価される答案の書き方が崩れてしまう危険があるので、気を付けましょう。

なお、得点調整により点数が上がったのは、問題が難しかったために受講者全体の出来が悪かったことを考慮したものだと考えられます。

2023年07月07日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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