加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

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令和5年司法試験刑法において出題可能性が高い学説対立

お世話になっております。司法試験・労働法フルパックを受講している者です。
令和5年刑法の学説対立問題において特に出題される可能性の高い学説対立を教えていただきたいです。

司法試験・労働法フルパックを受講して頂き誠にありがとうございます。

特に出題可能性が高いと考える学説対立は以下の通りです。

  • 因果関係における相当因果関係説と危険の現実化説の対立(R2司法)
  • 間接正犯事例の故意なき幇助的道具における学説対立(H21司法)
  • 間接正犯の実行の着手時期における利用者標準説と被利用者標準の対立(H25司法)
  • 殺人罪の不真正不作為犯と保護責任者遺棄致死罪の区別に関する学説対立(H30司法)
  • 被害者の承諾における法益関係的錯誤説と条件関係的錯誤説の対立
  • 実行の着手時期における形式的客観説、従来の実質的客観説、新しい実質的客観説(危険性+密接性)の対立
  • 原因において自由な行為に関する学説対立
  • 承継的共同正犯における学説対立
  • 幇助の因果性における学説対立(条件関係の要否)
  • 逮捕・監禁罪における可能性自由説と現実的自由説の対立(H25司法)
  • 業務妨害罪の「業務」に公務が含まれるか否かに関する学説対立
  • 窃盗罪における本権説と占有説の対立(H27司法のように主観面で問題となる場合を含む)
  • 詐欺罪における意識的処分行為説と無意識的処分行為説の対立
  • 「焼損」に関する学説対立
  • 「公共の危険」の客観的範囲に関する学説対立(H25司法)
  • 「公共の危険」の認識の要否に関する学説対立(H25司法)
  • 代理名義の文書に関する学説対立
  • 公務執行妨害罪の「公務」の範囲に関する学説対立

参考にして頂けたらと思います。

2023年04月19日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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