平成30年司法試験合格者 K・T 様

K・T 様(男性)
出身大学:慶應義塾大学法科大学院(既修)
受験回数:2回
総合順位:1440位

プロフィール

K・T 様(男性)
平成29年 慶應義塾大学法科大学院(既修)卒業
平成30年 2回目の受験で平成30年司法試験に合格

 

受講講座

  • 平成30年司法試験合格目標加藤ゼミ(東京クラス)

 

成 績

平成30年
総合 1440位/受験者5238人  813.11点
論文 1542位  386.35点
公法系 76.96点 (憲法F 行政D)
民事系 155.88点(民法C 商法A 民訴C)
刑事系 99.81点 (刑法B 刑訴C)
労働法 53.69点
短答 832位 137点(36点/59点/42点)

平成29年
総合 1854位/受験者5967人 769.98点
論文 2041位 359.99点
公法系 92.75点 (憲法B 行政F)
民事系 148.10点(民法B 商法D 民訴B)
刑事系 61.91点 (刑法F 刑訴F)
労働法 57.21点
短答 403位 140点

 

加藤ゼミを選んだ理由

1度目の受験で論文不合格を確信し、受験後直ちに勉強を再開する必要がありました。試験後比較的早くゼミが開始するとのことだったので、9月の発表までのペースメーカーになると思いました。

また、浪人するにあたり他人と一緒に勉強し受験生の実力の相場を把握する必要や高順位合格者に質問をする必要があると思いました。

勉強は過去問をメインに据えようと考えており、ゼミが過去問を中心に行われることも受講を決めた理由の1つです。更に、先生自身が複数回の受験で最終的に上位合格した経験をお持ちなので他の講師の方よりノウハウを有していると判断し、受講を決意しました。

 

加藤ゼミの感想等

  • 個別面談
    再現答案を用いた個別の面談で弱点や勉強方針を確認しました。焦って無計画に勉強を再開してしまいがちですが、このような機会があると強制的に再現答案を作成し計画を立てる機会になるので有益だと思います。私の場合パニックになり何を書いたか覚えておらず再現できない科目が複数ある状態だったので、他の人より再現答案等を用いる効果は薄かったと思います。そのような場合は本番に近い状態で再度答案を書いてみてそれを用いてみても良いと思います。
  • 過去問解説
    過去問解説に関しては、自分で出題趣旨・採点実感を読んでも試験委員の意図や重要な部分とそうでない部分の把握が出来ないことがあったので、そのような疑問を解決するのに用いました。解説は文献の引用等も適宜され、詳しかったです。過去問に関しても再度の出題が予想される年度のものを優先的に扱っていただいたので勉強の優先順位を付けやすかったです(刑事訴訟法の設問・設問2、刑法の設問2、憲法の有害図書規制、民事訴訟法の補助参加等は、ゼミで扱った過去問が改めて出題されたという印象です)。
  • 答案添削
    実際に過去問の答案を書いて提出することで理解が誤っている部分、不正確な部分を指摘して頂けました。答案を提出する際に当該過去問の内容や答案の形式面・分量等に関しての疑問点を添えるときちんと返答して頂けるので、その点でも役立ちました。また、実際の試験でどのくらいの点数や評価がつくかも毎回指摘して頂けたので参考になりました。全科目2回ずつの添削を受けられましたが、今思うと苦手な科目に絞って回数を増やす等受け方を工夫すれば良かったと思います。
  • 勉強会
    年明け以降の勉強会では科目毎に出題が予想されそうな分野を集中的に扱って頂き、実際にいくつかの部分で的中し点数に直結しました(特に労働法・民事訴訟法・刑事訴訟法)。試験直前期に出る一部の雑誌のヤマ当てや予備校の模試と比較しても的中率は高かったように思います。予想が的中することで時間的にも精神的にも余裕が生まれ、的中した部分以外でも結果的に点数が向上していると思います。司法試験は過去の傾向を踏まえるとその年に出そうな分野というのがあり、その分野に関しては受験生の多数が対策するため仮に出題されて出来ないと順位が沈んでしまいます。そのため、基本的にはヤマを張っても外れることが多いのですが模試で出題された分野と勉強会で扱った分野は優先的に対策しました。
  • ゼミで扱う過去問の起案の繰り返し
    ゼミで扱う過去問は再度の出題可能性が高く優先度の高いものだったため、全問解説を理解し試験までに複数回起案しました。
    過去問を初見の状態で書いて提出することもありましたが、基本的に添削では過去問を解説等で理解した後に書いたものを提出していました。こうすることで自分が理解したつもりになっても尚理解が誤っている部分を指摘してもらえるためです。初見でない場合には105分程度で時間を短縮して起案していました。
    復習の際には、ゼミで配られる模範答案や8枚の超上位答案を現場で書くには現実的でないと感じたため、同じくゼミで配られる中位答案(5~6枚)を書けるようにしました。受験まで時間のある方や分量を書ける方は上位答案を目標にした方が良いと思いますが、時間が不足していた自分はあくまでも過去問の理解自体は完璧を目指しつつ、それとは別に妥協した合格答案のイメージを持つことを意識していました。一度解説を理解したつもりになっても時間が経ってから再度書くと忘れていることもあったので、復習は体で覚えるまで添削シートを参考にしつつ何度もやりました。また、法科大学院の同期で自主ゼミを組み、ゼミで扱った過去問を検討していました。同じ問題を検討する機会を増やすことで長期記憶化させる目的でした。
    過去問の再度出題可能性や実際に書くことの重要性は科目によって異なると思い、ゼミの復習における起案は刑事系・公法系を中心に行いました。民事系は範囲が広かったので直近の過去問やゼミで扱った過去問から傾向を分析し、必要な知識の方向性を把握した上で、刑事系・公法系と比べると書くことよりもインプットを重視していました。インプットは趣旨規範本と論証集にゼミや日頃の勉強で学んだ知識を書き込むなどし、加工する方法を採りました。平成29年の民法の賃借権の時効取得のような典型論点を落とすと一気に不良に近づくと思ったので論証暗記も最低限は行いました。人それぞれ合う勉強法は異なりますが、科目ごとの特性に合わせて勉強法を工夫する姿勢は大事だと思います。
    なお、勉強していて生じた過去問に関する疑問はゼミの度に先生に質問し解決していました。私は直接質問していましたが、加藤ゼミではFacebookのスレッド等で質問すると解決して貰えます。
  • 勉強会で扱った問題の答案構成の繰り返し
    年明け以降の勉強会で扱った問題に関しては、解説を理解した後は勉強会で配布される答案を覚えるつもりで何度も答案構成を繰り返しました。年明け以降時間的にきつくなっていたので書く機会は減り、インプットと答案構成を中心に行いました。年明け以降は切迫していたので時間の掛かる通学はせず、ネットで配信される動画を2倍速にして視聴し勉強会の内容を把握していました。
    ゼミで扱った過去問以外の過去問に関しても、不安だったので過去問からの再度出題可能性が高い科目に関しては自主ゼミで起案していました(主に刑事系)。しかし、過去問が再度形を変えて出題されたと思われる部分は今年に関しては行政法を除き全てゼミで扱っていたため、結果としてはゼミで扱った過去問以外の過去問は今年に関してはあまり意味がありませんでした。

 

予備校答練の利用

ゼミで学んだことを定着させるため、ゼミとは別に予備校(伊藤塾)の答練を受講していました(もっとも、他にも途中答案防止や、平均点や分布を見て科目ごとの受験生の実力の相場を把握するといった目的もありました)。答案をPDF化して一緒に受講していた友人と共有し、添削で指摘された部分以外にもお互いの悪い部分や良い部分を指摘したりしていました。

他人と結果を共有することで競争になりモチベーションの維持になりましたし、記憶にも残りやすいと感じました。基本的には有益でしたが、過去問と傾向が違う問題が含まれていることや採点者や問題作成者の質が不明であることを踏まえる必要があると思います。また、答練は受講すると勉強した気になってしまう面もあります。過去問だけでも量が多かったので、あくまでも私個人としては過去問(再度出題可能性が高い年度のもの)と網羅的な演習書1冊をメインにして予備校答練は補助的な位置付けにしても良いと感じました。

科目ごとに答練の有益度合いも違うと思いますし(個人的に刑訴が特に有益でした)、答案を書くことの重要性も科目ごとによって異なると思うので、特定の科目だけ利用するのもありだと思います。

 

最後に

過去問を分析し、科目ごとの効率の良い勉強方法を探求するのが特に大事だと感じました。浪人すると漫然と全科目の全ての過去問をやろうとしますが、過去問から繰り返し出題されている傾向が強い科目は過去問を優先し、そうでない科目は過去問の優先度を下げる等工夫が必要だと思います。更に過去問をやる場合にも漫然と遡ること等はせず、優先度の高い年度とそうでない年度をきちんと分類してから取り組むことが大事だと思います。

また、自分の得意な科目や苦手な科目、勉強時間に応じて点数が上がりやすい科目とそうでない科目を把握して科目ごとに勉強のメリハリをつけることも大切だと思います(私の場合は公法系が最後まで苦手だったので最終的に公法系には期待しない点数の戦略を立てていましたし、勉強時間も抑え目でした)。

環境面に関しては、直接勉強のことや悩みを話せる仲間を見つけること、優秀な人に質問できる機会を確保することが重要だと思いました。勉強は1人でするものですが、孤立は避けた方が良いと思います。

体力的・精神的にこの上なく辛い試験ですが、論文の段階での倍率が2倍強になるなど、受かるだけなら本当に今がチャンスの時期だと思います。絶対に最後まで諦めないで下さい。

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講師紹介

加藤 喬 (かとう たかし)

加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
司法試験・予備試験の予備校講師
6歳~中学3年 器械体操
高校1~3年  新体操(長崎インターハイ・個人総合5位)
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
労働法1位・総合39位で司法試験合格(平成26年・受験3回目)
合格後、辰已法律研究所で講師としてデビューし、司法修習後は、オンライン予備校で基本7科目・労働法のインプット講座・過去問講座を担当
2021年5月、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立

執筆
・「受験新報2019年10月号 特集1 合格
 答案を書くための 行政法集中演習」
 (法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 憲法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成30年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成29年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成23~
 25年」行政法(法学書院)

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