法律用語を理解するコツ

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法律試験のテキストは、膨大な量の法律用語によって作られています。

条文・論点の学習以前に、法律用語ごとの意味を理解する必要があります。

もっとも、1周目で全ての法律用語を理解しようとする必要はありません。

法律用語の多くは相互に関連しているため、その用語単体で理解することには限界があります。

テキストを周回する過程で、科目ごとの全体構造、用語相互の関係性、科目・分野間の繋がりに関するイメージが形成されることに伴い、自然と個々の法律用語の意味を分かってくるはずです。

法律学は、用語・条文・論点といった個々の情報ごとの関連性と、科目・分野ごとの関連性が非常に強いため、全体像を理解することが個々の情報の理解を促進することになりますし、個々の情報を理解することが全体像の理解を促進することもあります。

こうした意味で、インプットでもアウトプットでも何度も周回することが大事です。

特に初学段階の1周目では、分からないところで立ち止まり過ぎずに、2周目以降で自然に理解できることもあると考え、次に進むようにしましょう。

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講師紹介

加藤 喬 (かとう たかし)

加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
司法試験・予備試験の予備校講師
6歳~中学3年 器械体操
高校1~3年  新体操(長崎インターハイ・個人総合5位)
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
労働法1位・総合39位で司法試験合格(平成26年・受験3回目)
合格後、辰已法律研究所で講師としてデビューし、司法修習後は、オンライン予備校で基本7科目・労働法のインプット講座・過去問講座を担当
2021年5月、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立

執筆
・「受験新報2019年10月号 特集1 合格
 答案を書くための 行政法集中演習」
 (法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 憲法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成30年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成29年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成23~
 25年」行政法(法学書院)

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