加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

高い目標を掲げ、目標の高さに見合った勉強をする

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司法試験・予備試験合格を目指す際に、目標をどこまで高く設定するべきかは、悩ましいところです。

現実離れした高すぎる目標を設定すると、勉強の方向性を誤る危険がある上、目標が漠然とした夢に格下げされてしまい、真剣に努力しなくなる危険もあります。

他方で、必要以上に謙虚になりすぎて、目標を低くすぎるところに設定すると、普段の勉強の量と質まで下がってしまう危険があります。

これまでに何度かお話したことですが、私は、3回目の受験の際、年内のうちは、最後の受験になる(当時は5年3回制)から無理な目標設定はしないで、500番くらいを目指して結果的に1000番付近に滑り込もうと思って勉強をしていました。

その後、年明けに、当時の彼女から、「今まで500番を目指して2000番にも入れなかったのに、どうして500番を目指したままで合格できるのか。今ビビっているでしょ。やるんだったら10番目指せ。」と言われ、目が覚めて、それから100番以内(10番は現実的ではないと思いました)を目指してほぼ例外なく毎日12時間は勉強しました(「人にはそれぞれ、人生の中で、ここは絶対にやり抜かなければいけないという時があります」)。

勉強時間が増えただけでなく、勉強と試験に対する姿勢がより一層真剣になりました。

100番以内での合格を、漠然とした夢としてではなく、絶対に達成しなければならない目標として掲げたからこそ、それに見合うだけの量と質の勉強をすることができたのだと思います。

特に浪人生の場合、目標を低いところに設定してしまいがちですが、それが勉強の量と質を下げる原因になっていないか、考えてみましょう。

浪人生だからといって、高い目標を掲げることが身の丈に合わないというわけではありません。

私以外にも、複数回受験で上位合格した人は何人もいます。

無理をしてまで高い目標を設定してほしいとは言いませんが、勉強の量と質を上げるために効果的な範囲では、高い目標を掲げるのもありだと思います。

自分の可能性を信じて、現実的な高い目標を設定し、それに見合った勉強をすることで、司法試験・予備試験の合格可能性、さらには合格順位を高めましょう。

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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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