令和2年司法試験短答式試験の結果 合格点93点・合格者2793人

先ほど、令和2年司法試験短答式試験の結果が発表されました(詳細はこちら)。

合格点 93点

平均点 109.1点(合格者平均点118.1点)

合格者 2,793人

問題の難易、及び論文試験に選別機能を果たさせるためには短答不合格者数を抑える必要があることから、合格点は102~104点くらいと予想していましたが、それよりも10点ほど低い合格点となりました。

年々、思考・読解重視の問題が増えていることに伴い知識だけで解ける問題が減っていることと、マスク着用等による受験環境の悪さも、大きな原因になっているのではないかと思います。

短答式試験の合格者が2,793人なので、短答式試験合格後の競争率は2倍を切ると思います。

短答式試験に合格された方は、おめでとうございます。

翌年1月20日の合格発表まで、各々の手応や進路等を踏まえて過ごして頂ければと思います。

合格できなかった方は、近年の短答式試験の出題傾向も踏まえながら、試験傾向に合った効果的な勉強方法を考えましょう。

その際には、近年の短答式試験では、短答固有の細かい知識よりも、論文知識とそれを前提とした思考・読解が重視されているということを強く意識する必要があります。

来年以降が初受験であるという方は、実際に令和2年司法試験短答式の問題を解いたうえで、私の雑感記事も参考にしながら、来年以降の司法試験短答式試験に向けた効果的な勉強方法を考えましょう。

 

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講師紹介

加藤 喬 (かとう たかし)

加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
司法試験・予備試験の予備校講師
6歳~中学3年 器械体操
高校1~3年  新体操(長崎インターハイ・個人総合5位)
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
労働法1位・総合39位で司法試験合格(平成26年・受験3回目)
合格後、辰已法律研究所で講師としてデビューし、司法修習後は、オンライン予備校で基本7科目・労働法のインプット講座・過去問講座を担当
2021年5月、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立

執筆
・「受験新報2019年10月号 特集1 合格
 答案を書くための 行政法集中演習」
 (法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 憲法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成30年」
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・「予備試験 論文式 問題と解説 平成29年」
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・「予備試験 論文式 問題と解説 平成23~
 25年」行政法(法学書院)

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