加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

令和7年司法試験・予備試験の短答式試験の結果発表を受けて

昨日、令和7年司法試験・予備試験の短答式の結果発表がありました。

司法試験の合格点は81点(満点175点)と過去最低で、予備試験の合格点は159点(満点270点)で過去2番目に低いです。

特に、司法試験は、憲法と刑法の難易度が上がったために、受験者全体の約22.3%が科目別足切りという、異例の事態です。

受験者数 3,837人
各科目最低ライン40%以上 2,981人
科目別足切り 856人

問題の難易度が高くなれば、その分だけ合格点も低くなるので、合格点だけで見れば、合格難易度は変わらないのですが、科目別の最低ライン(40%未満)は下がらないので、その意味では合格難易度が高くなります。

今年の司法試験では、受験者全体の32%超が科目別足切りですから、決して他人事ではありません。特に、憲法については、全肢を〇✕で判断させるという問題の性質上、部分点による調整もできませんから、しっかりと対策をしておく必要があると考えます。


【過去11年分の司法試験短答式の結果】

 

【令和7年司法試験短答式の結果】

【令和7年予備試験短答式の結果】

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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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