加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

加藤ゼミナールの入門講座の基礎問題演習テキストの特徴について

いつもお世話になっております。
加藤ゼミナールの入門講座を受講することになり、現在楽しみにしている状態です。
質問があります。
貴社の講座はインプットとアウトプットが統合された形になっています。
アップされている民法のテキストを拝見すると、オリジナル問題ながらも初学者段階で勉強するには良いと思う反面、例えば伊藤塾で採用されているような旧試験の問題、アガルートの重問講座であるようなオリジナル問題ながらも複数論点が組み合わさっていて少し初学者には難しいと思われる問題、資格スクエアの基礎問題演習にあるような単一論点問題とも少し違うように思えます。
個人的に加藤先生の答案例は初学者にも理解しやすく応用が利きやすいと思うので徹底的に利用したいのですが、他社の問題集との違い、メリット等を教えてほしいです。
よろしくお願いします。

加藤ゼミナールの入門講座を受講して頂きありがとうございます。

加藤ゼミナールの基礎問題演習テキストの最大の特徴は、①私が答案も含めていちから作成しているため、文章表現も含めて答案の質が非常に高く、当該科目の答案作成の作法、さらには全科目に共通する法律文章作成の作法まで習得することができることと、②学習段階に適合した内容の問題になっていることの2点です。

②についてですが、入門講座の段階では、なるべく、1問―1論点又は1分野というシンプルな問題からスタートするべきです。入門講座の段階では、分野を跨いだ論点の組み合わせや、複雑な事実関係から論点をはじめとする検討事項を抽出するスキルといったことよりも前に、全科目に共通する法律文章作成の作法、当該科目の答案作成の作法、全科目共通・当該科目特有の思考の枠組みといった、今後の勉強の土台となる基本中の基本を習得する必要があり、こうした基本の習得を目指すうえで、旧司法試験過去問をはじめとする応用要素の強い問題は不向きだからです。

因みに、加藤ゼミナールの基礎問題演習テキストの問題でも、複数論点型の問題が多数あります(サンプル公開している民法第6問もそうです)。ただ、複数論点型の問題ではあるが、複数の分野を跨ぐ問題ではなく、同じ分野に属する複数の論点の組み合わせにとどめている、ということです。

参考にして頂けますと幸いでございます。

2022年04月09日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

kato portrait
加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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