加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

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会社法における論点抽出力を高める方法

会社法の論点抽出能力の低さに悩んでいます。
ある程度会社法の勉強をしてきて、言われればその論点の知識を吐き出すことはできると思っているのですが、このような場合、どのような演習書を使って訓練すればいいと思いますか。

1つは、市販演習書を使った、条文・手続・論点と典型事例の対応関係を把握するという方法です。演習書としては、「ロープラクティス会社法」(商事法務)がちょうどいいと思います。「事例で考える会社法」(有斐閣)は網羅性が低い上に問題が難しいので、条文・手続・論点と典型事例の対応関係を把握するための演習書には不向きです。「会社法事例演習教材」(有斐閣)は問題数が多すぎて回し切れないと思います。

もう1つが、会社同士の関係、株主・役員の構成、公開・非公開等といった事実関係を「図」の形にして把握するという方法です。こうした事実関係を「図」として一目で確認することにより、初めて検討事項に気が付けることもあります。事実関係を会社法上の制度に関連付けて把握することができなければ、ちゃんと記憶していたAランクの条文・手続・論点でも落としてしまうというのが、会社法の怖いところです。

参考にして頂ければと思います。

 

2021年06月09日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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