加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

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予備試験における民事訴訟法の論文対策としての演習範囲

いつもお世話になっております。
秒速総まくり2021を受講しているものです。
予備試験における民事訴訟法の論文対策について質問がございます。
総まくりテキストでは、後半で旧司法試験・新司法試験の過去問が取り上げられていますが、論文対策としてはこれらの過去問、予備試験過去問及び秒速テキストにおける事例などで十分なのでしょうか?
過去に伊藤塾の論文マスターを受講していたこともあり、総まくりで取り上げられていない旧司法試験過去問も手元にあるのでどこまで勉強の範囲を広げるか迷っております。
また、先生がブログで解いた方がいい新司法試験過去問についても言及なさっていたと記憶しているのですが、総まくりテキスト掲載の問題、ブログ掲載の新司法試験過去問及び予備試験過去問で演習量としては足りるかなとも考えています。
先生のご見解をお聞かせください。
宜しくお願い致します。

論文対策としての演習範囲は、インプットしただけで答案を書けるかどうかにもよります。例えば、演習を経験したことのある論点でなければ答案を書くことができないというタイプの方は、その分だけ、演習するべき範囲が広くなります。これに対し、演習を経験していない論点についても答案を書くことができるタイプの方であれば、出題可能性の高い論点、答案の書き方にコツを要する論点に限って演習をすれば足ります。

前者のタイプであれば、旧司法試験過去問を網羅的にやったほうがいいので、総まくりで取り上げられてない問題もやるのが望ましいです。これに対し、後者よりのタイプであれば、総まくりテキストで取り上げている旧司法試験過去問・新司法試験過去問、ブログ掲載の新司法試験過去問及び予備試験過去問で十分であると考えます。

因みに、令和2年予備試験の論文試験では、民事訴訟法を含む全科目において、大部分が総まくりテキストのAランク論点から出題されていますから、インプットとしては総まくりテキストのA・Bランクをしっかりと理解・記憶すれば十分であると考えます。

参考にして頂けますと幸いです。

2021年04月20日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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