加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

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予備試験の短答対策として全問題をやるべきか/復習時にインプット教材に戻るべきか

予備試験の短答式試験の対策として、短答過去問パーフェクトの正答率50パーセント以上の問題が完璧に解けるようになるまで繰り返そうと考えていますが、勉強方法として大丈夫でしょうか。
また、短答式を解きつつどれくらいインプット教材に戻りながら解くのが効果的なのでしょうか。上記問題を完璧にするという観点からは、問題集の解説を読むことだけで事足りてしまう気がします。ご回答宜しくお願い致します。

短答過去問パーフェクトは、年々、ボリュームが増えているため、全問題を正解できるようになるのは無理だと思います。全問正解を目指すと、1問当たりの復習が雑になるため、正答率の高い問題すら解けないことになりかねません。正答率50~60%以上の問題に限定しましょう。

復習のやり方は、科目によって異なります。憲法、民法及び刑法の短答では、論文知識及び論文的思考を使う問題が多いため、復習時にインプット教材に戻ることをお薦めいたします。短答固有の細かい知識を問う問題以外は、インプット教材に載っている知識及び論文的思考で解けるようなったほうが、学習の負担が軽減されますし、正答率が安定します。

これに対し、行政法、商法、民事訴訟法及び刑事訴訟法については、細かい条文知識からの出題が多い上、論文的思考を用いることもほとんどありませんから、インプット教材に戻らず、短答パーフェクトの解説だけで復習をすれば足りると考えます。

2021年04月19日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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