加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

秒速講座におけるマーク指示をテキストに反映する必要性

お世話になっております。
先日、社会人予備試験受験生の加藤先生の講座を受けるスケジュールについて質問させていただいた者です。その節はご回答ありがとうございました。現在、総まくり講座の憲法を受講中です。
導入講座を終えて、テキストにマーカーや線を引く単元に来たのですが、いかんせん量が膨大で掛かる時間と労力の多さに早くも心が折れそうになっています。
そこで、もう一つ質問させていただきたいのですが、ここでマーカーや線を引くことは必須なのでしょうか?必須なのであれば、頑張ってマークしようと思います。
情けない質問ですが、ご回答いただけますと幸いです。
宜しくお願い致します。

秒速シリーズ2021を受講して頂き、誠にありがとうございます。

マーク指示をテキストに反映することは必須であると考えます。理由は、2つございます。

1つ目は、私の口頭での解説が、テキストにマーク指示を反映していることを前提にしているため、テキストにマーク指示を反映していない場合、「ここのブルーのマーク箇所は~」といった説明における「ここ」がテキストのどこを指しているのかが分かりにくくなるということです。

2つ目は、インプットの範囲及び優先順位が分からなくなるということです。テキストには、記憶するべき記述と、記憶するべき記述について理解するため必要とされる記述があります。マーク指示をしているのは、記憶するべき記述(のうち、重要な部分)です。そのため、マーク指示をテキストに反映しないと、テキストを使ってインプットをする際に、記憶するべき記述と、記憶するべき記述について理解するため必要とされる記述との区別がつかなくなってしまい、記憶するべき記述を記憶し切れなくなってしまいます。さらには、直前期にインプットをする際に、記憶対象を絞り込むことができないため、インプットに時間がかかってしまいます。

マーク指示の反映につきましては、作業的側面が非常に強いため、無駄であるようにも思えますが、今後の学習の効率を上げるために必要な下準備であると認識して頂けますと幸いです。

2020年11月06日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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