加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

令和3年司法試験の民事訴訟法論文の対策として旧司法試験過去問までやるべきか

加藤先生の雑感記事等によると、令和2年司法試験の民事訴訟法論文は、旧司法試験過去問ではなく、司法試験過去問との関連性が強かったとありますが、令和3年司法試験の民事訴訟法論文の対策として、旧司法試験過去問までやるべきでしょうか。
お忙しいところ恐縮ではございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

平成29年から令和1年までの司法試験の民事訴訟法論文は、旧司法試験過去問との関連性が非常に強かったです。平成29年設問2・3は旧司法試験平成15年第2問、平成30年設問1は旧司法試験過去問平成22年第1問、令和1年設問1は昭和62年第1問、令和1年設問2は旧司法試験過去問昭和61年第2問の類題です。

もちろん、いずれの年度においても、司法試験過去問が参考になる問題もあるのですが、難しい問題(受験生間で差がつきやすい問題)で旧司法試験過去問が元ネタにされている傾向があります。

そのため、仮に旧司法試験過去問を元ネタにする出題がされた場合、旧司法試験過去問をやっていたかどうかでかなり差がつきます(特に、平成30年設問1は、だいぶ差がついたと思います)。

旧司法試験過去問を元ネタにするという傾向が復活する可能性は十分ありますから、令和3年司法試験の民事訴訟法論文の対策として、司法試験過去問だけでなく、旧司法試験過去問もやっておきましょう。

なお、秒速・総まくり2021の民事訴訟法では、司法試験で出題される可能性が高いと考える旧司法試験過去問を16問(昭和の問題を含む)厳選し、答案例を使って解説しております。秒速・総まくり2021を受講される方々につきましては、「司法試験過去問+総まくりで取り上げる旧司法試験過去問16問」で足りると考えます。

参考にして頂けますと幸いです。

2020年10月09日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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