加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

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短答試験に何度も落ちる原因

私は社会人で、予備試験ルートで司法試験合格を目指しています。これまで予備試験を7回受験して、全て短答で落ちています。仕事は毎日忙しく、平日の勉強時間は2時間くらいです。土日は一日勉強時間を確保できます。来年、短答に合格し、論文に挑戦できる実力をつけるためのアドバイスをお願い致します。

「これまで予備試験7回受験して、全て短答で落ちてい」ることと、「来年、短答に合格し、論文に挑戦できる・・」という姿勢から、おそらく、まずは短答試験に合格してダメもとで論文に挑戦し、その翌年以降に論文合格を本気で目指す、という計画だと思います。社会人受験生であり、勉強時間を確保することが難しいため、こうした勉強計画になることも、理解できます。

しかし、この勉強計画に基づく普段の勉強のやり方が、短答の実力の向上を止めてしまっていると思います。司法試験でも予備試験でも、論文試験と短答試験が区別されていますが、両者で求められていることは相当程度重なります。憲法・民法・刑法は、特に重なりが強いです。

おそらく、とにかく予備試験の短答試験に合格しようと強く思うあまり、論文レベルでの基礎固めが不十分である状態で、短答過去問をやりまくっていると思います。これだと、細かい知識が断片的に頭に残っているにすぎないという状態になってしまいます。

知識を幹・枝・葉に分類すると、論点が幹~枝、短答が枝~葉です。幹(論文知識の基礎部分)が盤石でない状態で枝~葉の知識を身につけようとしても、理解が伴わないうえ、すぐに忘れてしまいます。知識が断片的になってしまうため、選択肢を見た時に問われている知識に気が付くことができないと思います。

急がば回れです。論文レベルの基礎をしっかりと固めるために、テキスト(基本書や予備校本)をベースとした基礎固めからちゃんとやる必要があります。

2020年10月22日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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