加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

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合格水準として要求される科目ごとの答案の分量

加藤先生の秒速・総まくり、秒速・過去問攻略講座及び労働法講座を受講しております。
年度、問題によって異なることは承知で質問させて頂きますが、先生が考える科目ごとの最低文字数や目標とする文字数等について教えて頂けますでしょうか。労働法についても教えて頂けたら幸いです。

秒速・過去問攻略講座(基本7科目)で取り上げている平成26年司法試験の再現答案は、1行26~28文字で平均5枚(5枚目の23行目という意味)です。憲法は5枚+6行、行政法は4枚+6行、民法は5枚+5行、商法は5枚+19行、民事訴訟法は5枚+8行、刑法は5枚+10行、刑事訴訟法は5枚+3行です。これで、公法系は100位/受験者8015人、民事系は200位、刑事系は160位です。私の答案は、1頁あたりの加点密度が高いので(簡潔にまとめ、かつ、解答筋をほとんど外していないため)、平均的な加点密度の答案を前提にすると、1行26~28文字であれば、憲法4.5枚(5枚目の12~13行目という意味)、行政法4枚、民法4枚、商法4.5枚、民事訴訟法3.5枚、刑法5枚、刑事訴訟法5枚で、1000番/受験者3703人くらいに入れます(もちろん、解答筋を外さなければ、300~500番以内にも入れます)。安定して500番以内に入るためには、憲法5枚、行政法4.5枚、民法4.5枚、商法5枚、民事訴訟法4枚、刑法5.5枚、刑事訴訟法5.5枚くらいかと思います。

私の平成26年司法試験労働法の再現答案は、1行31~34文字で、第1問が4枚(4枚目の23行目)、第1問が3枚+5行(4枚目の5行目)で、1位/受験者2466人です。労働法の検討事項の多さは年度によって異なるのですが、令和2年なら、1行26~28文字(分かりやすいように基本7科目の文字数に合わせます)で3枚(3枚目の23行目)書くことができれば、上位10~20%を目指せると思います。

2020年09月28日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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