加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

基礎問はフル起案するべきか

いつもお世話になっております。
私は予備試験合格パックを受講している者です。
基礎問題の勉強の勉強についてご質問させていただきたいと思います。
先日、総まくり講座と基礎問題演習講座を受講し終えまして、来年の1月末まで今までの復習しようと考えております。私は来年の2月末まで仕事に長時間拘束される状況で、基礎問題をフルで起案しようとしても時間が取れず、7科目を1周するまで3月までかかる見込みです。
そこで、2月末までは基礎問題を起案せず、論証集と答案を読みこんだり答案構成するにとどめ、3月から過去問を起案しようと考えております。このように、「基礎問題を起案せず基礎固めを目指す」というに勉強方法ついて、先生のお考えをご教示いただきたいと思います。
なお、答案を読み込む際には以下を重点的に確認しようと考えております。
・答案の全体構造 
・答案の出だし
・論証の使いどころとデフォルメされ方
・条文引用と事実の当てはめ方
・問題文の事実の使い方
・事実の評価の仕方の確認
・講義中に先生がご教示してくださった知識やスキル、ポイント
上記以外に踏まえるべきポイントがあれば、それも合わせてご回答いただかますと幸いです。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

基礎問をフル起案するよりも、基礎問を何度も周回して答案の流れを掴むことの方が重要です。その上で、科目ごとに10~20問ずつくらい選別してフル起案をしたほうが、学習効率が良いです。

したがって、” 2月末までは基礎問題を起案せず、論証集と答案を読みこんだり答案構成するにとどめ、3月から過去問を起案 “するという、” 基礎問題を起案せず基礎固めを目指す “方法のほうが良いです。

基礎問の参考答案を読み込む際に重点を置く事項も、質問者様の挙げているもので問題ありません。

優先順位としては、概ね、答案の流れ > 論証の位置  >  論証の長さ・表現  >  条文操作  >  当てはめ  >  解答筋(条文・論点など)の導出方法となります。

2023年12月26日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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