加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

基礎問題演習講座の内容を習得するために必要とされる勉強量

失礼します。
昨年ロー卒資格で司法試験を受験しましたが18点足りず不合格で、就職したのですが諦めきれず司法試験を再受験することに決めました。(ですが今まで、仕事の多忙さもあり勉強がほとんどできていません。)
これからは時間を取れるようにしたので友人からおすすめされた加藤先生の講座を受けさせていただこうと思っています。
このような状況なので、去年D判定だった憲法と刑訴の基礎問題演習講座のみをとりあえずは受講させていただくつもりです。
ここで質問なのですが、基礎問題演習講座を本試験までに習得することが可能でしょうか。
また、可能だとしておよそ何日(何周)かかるでしょうか。

加藤ゼミナールの基礎問題演習講座「憲法」及び「刑事訴訟法」の受講を検討して頂きありがとうございます。

憲法と刑事訴訟法では、科目・分野・論点ごとの書き方、思考プロセス(例えば、伝聞法則における要証事実の導き方など)というレベルのこと(以下、まとめて「書き方」といいます。)までしっかりと習得する必要がありますから、書き方が定着するまで繰り返す必要があります。書き方の定着に要する勉強量は受験生ごとに異なるため、一概には言えませんが、少なくとも3周は必要であると考えます。1周目では書き方に関する新しい気づきが多いと思いますし、2周目では1周目で気が付いた書き方の確認・定着を目的として行うものであり、1周目で学んだ書き方を上手に使えないこともあると思われるからです。したがって、最低3周とお考え下さい。3周やれば、完ぺきではないものの、司法試験でA評価を得られるレベルには到達すると思います。

その上で、4か月後の司法試験まで間に合うかどうかですが、各科目の講義時間は10時間前後ですし、基礎問題演習講座では基本的に答案をフル起案する必要もありませんから、1周するのにさほど時間はかかりません。したがって、4か月後の司法試験までに間に合います。

基礎問題演習講座を回す際には、講義を何度も視聴するのではなく、1周目の段階で必要なことは基礎応用完成テキストの余白にメモし、2周目以降では基本的に講義を視聴する必要がない状態にした上で、科目・分野・論点ごとの答案の書き方が定着するまで2周、3周…と繰り返すということを意識してみましょう。

2023年03月03日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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