加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

0

基本7科目の基礎問題演習講座の位置づけ

いつもお世話になっております。
私は今年予備試験論文で不合格となり、現在は加藤先生の予備試験対策パックを購入し来年の予備試験最終合格を目指しています。
典型論点の処理を確固たるものにするために、加えて基礎問題演習講座も購入させて頂こうかと考えておりますが、今現在一科目ずつ総まくり→過去問と進んでおり、基礎問題演習講座は過去問講座受講後となります。また、予備試験過去問については全問他塾の講座でも検討を終了してます。
そうすると、過去問に入るための基礎固めを目的とした基礎問題演習講座よりも、捻りのきいた加藤先生が以前オススメされていた演習書等をやり応用力を身につける方が得策のように思え、悩んでいます。
典型論点の処理を確かなものにするためだけに基礎問題演習講座を受講することについて先生のお考えをお聞きしたいです。
また、総まくり講座も十分アウトプットを意識したテキストになっていると思いますが、私のような過去問を既に終わらせているものが本講座を受講することは想定されているのかも併せてお聞きしたいです。
よろしくお願い致します。

今年の予備試験論文式は、憲法・行政法以外の科目は特に捻りの利いていないオーソドックスな問題ですから、不合格の原因は、応用力の不足ではなく、基本的な論点の抽出・組み合わせ・論証、基本的な条文の操作(特に民法、会社法)、科目・重要分野ごとの答案の書き方といった基礎力の不足にあります。

こうした基礎力を培うために最適なのが基本7科目の基礎問題演習講座です。

予備試験過去問の検討を終えていても、予備試験の問題を解くために必要とされる知識と方法論が身に付いているわけではありません。

総まくり講座→そこで学習した知識と方法論を総動員するつもりで基礎問題演習講座の演習・復習→基礎問題演習講座までで学習したことを総動員するつもりで予備試験過去問の演習・復習という流れで勉強をして頂くことをお薦めいたします。

この流れで予備試験過去問に入ると、予備試験過去問の解き易さや見え方がだいぶ変わっていると思います。

一番大事なことは基礎力を培うことであり、そこに一番時間がかかります。

基礎力をしっかりと身に付ければ、予備試験過去問をやる過程で自然と応力もできるようになります。

参考にして頂けますと幸いです。

2022年11月06日
講義のご紹介
もっと見る

コメントする

コメントを残す

コメントをするには会員登録(無料)が必要です
※スパムコメントを防ぐため、コメントの掲載には管理者の承認が行われます。
※記事が削除された場合も、投稿したコメントは削除されます。ご了承ください。

加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

kato portrait
加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
質問コーナーのカテゴリ
ブログ記事のカテゴリ