加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

ある科目の勉強中に別科目の復習もやるべきか

お世話になっております。
1科目ずつ総まくり講座→過去問講座の受講を勧めていらっしゃいますが、途中で以前に学習した科目の内容を忘れないか不安になります。
例えば、1科目が終わり次科目に移行する際に司法試験の過去問レベルはやりすぎかと思いますので短文事例問題を現在勉強している科目の学習を邪魔しない程度に解くというのは学習的に非効率でしょうか。
それとも、後ろを振り返らずに全科目を一通り終わらせるべきでしょうか。
抽象的な質問となり恐縮ですがご回答のほどよろしくお願いいたします。

実力を底上げるする段階では、1科目ずつ、総まくり講座→過去問講座という流れで受講することにより、1科目を短期集中的に勉強した方がいいです。

もっとも、当然ことながら、別科目の復習を一切やらないのでは、別科目の実力(知識、感覚など)がどんどん衰退していきますから、衰退の速度を抑えるために、最低限、別科目の復習もする必要があります。

例えば、憲法、行政法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法という流れで、総まくり講座と過去問講座を受講するとして、行政法の段階では、憲法の復習も軽く並行してやる必要があります。深いことをやる必要はありませんから、知識や感覚があまり鈍らないようにするために、軽く総まくり論証集を1周したり(意識的に記憶する必要はなく、ざっと読むだけでいいです)、過去問講座の答案にざっと身を通すくらいのことはやったほうがいいです。本当に軽くで構いません。総まくり講座と過去問講座により集中的に勉強している科目の勉強の妨げにならない範囲でやれば足ります。

参考にして頂けますと幸いでございます。

2022年05月18日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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