司法試験・予備試験の論文式では、条文、その解釈としての判例・受験界通説、答案の書き方をはじめとする方法論などを記憶することが非常に重要です。問題を解くために必要なツールを身に付けることは、どんな試験においても必須です。
確かに、司法試験・予備試験論文式では、知識に加えて、思考力や文章力も使います。しかし、これらはかなり限定的なものであり、ちゃんと勉強をしていれば試験当日までに自然と身に付いているレベルのものにとどまります。それ以上の文章力・思考力は、1桁~2桁の超上位合格で要求され得るにとどまります。
分からない既存論点や現場思考問題において、条文の趣旨→条文解釈としての規範定立→当てはめという作法に従って書く、似たような論点と比較して共通点と相違点を踏まえて論証を書く、問題文のヒントから逆算して求められている当てはめと結論を導けるような論証を導くといったことも、その場で思考していちから論証を導いているのではなく、事前に記憶している既存論証や対処法を使って論証を書いているだけであり、何か特別な思考力を用いているわけではありません。ある意味、上記の対処法に従って機械的に処理しているようなものです。また、論証を書く際には、これまで勉強して記憶してきた論証をはじめとする文章の構造をベースにして論証を構築しているのであり、いちから文章を作成しているわけではありませんから、特別な文章力を用いているわけでもありません。
同趣旨のことは、先日開催した合格者登壇イベントにおいて、学習期間2年で予備試験に合格した後に加藤ゼミナールの司法試験講座を受講して司法試験に総合7位・労働法2位で合格された宇波壮一郎様も仰っています(宇波様の合格体験記はこちら 基本7科目の合格体験記/労働法の合格体験記)。
加藤ゼミナールの合格体験記も含め、合格者の体験記を読んでみて下さい。
短期合格者や上位合格者ほど、記憶に対して謙虚であり、記憶を軽視して過度に思考力や文章力を強調するようなことはしません。
旧司法試験でも、現行の司法試験・予備試験でも、試験で重要なことは変わりません。
記憶するべきことは方法論も含めてしっかりと記憶して、応用可能なレベルにまで定着させるということです。
勉強の方向性を見誤らないようにしましょう。
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