プロフィール
Y・T 様(男性)
都内私立大学法学部卒業
国立大学法科大学院卒業
受験4回目で令和1年司法試験に合格
受講講座
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成 績
令和1年
総合 978位/受験者4466人 866.43点
論文 1101位 411.67点
.公法系 91.41点 (憲法D 行政B)
.民事系 148.25点(民法A 商法B 民訴E)
.刑事系 120.79点(刑法A 刑訴A)
.選 択 51.21点
短答 258位 146点(36点/69点/41点)
平成30年
総合 2514位/5238人 715.89点
論文 2443位 343.31点
.公法系 88.86点 (憲法C 行政D)
.民事系 109.10点(民法F 商法E 民訴D)
.刑事系 103.50点(刑法C 刑訴A)
.選 択 41.83点
加藤ゼミを選んだ理由
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- 学習環境と私の弱点
私は、学部時代に伊藤塾等に通うことはせず、漠然と大学生活を過ごしておりました。基礎マスターのような講義をとることはなく、3年次にロースクール受験が近づいたために、受験に向けて独学で勉強していました。
私の出身の法科大学院は、在学当時に単位の認定が厳しかったので、初回の受験に向けた司法試験の対策というよりも、「何とかして卒業しないと」という思いから卒業することに一杯一杯でした。
そのため、初回の受験は記念受験という状態でした。そんな中でも、なんとか論文の成績だけでもつく形で、来年の受験に備えたいと考えており、択一の足切りを免れることに注力していました。
無事択一は通過したのですが、論文の成績は、4141位というひどいものでした。
その原因の主たるものとしては、択一突破に注力していたので、論文の勉強らしい勉強は全くしておらず、提出した答案は、ほとんどが途中答案だったことが考えられました。
また、その年の友人に、再現答案を読んでもらいましたが、「お前の答案は、論文の答案になっていない。4000番台という結果は、単なる途中答案だけが原因ではない」との指摘もありました。これは、まさにその通りだったと思います。
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- 加藤ゼミを選んだ理由
①加藤先生は、学生時代に色々な文献を読み漁ったりされていた経験があり、ロースクールの授業に向けた勉強に追われていた自分と勝手ながら似ていると思ったこと、②途中答案対策についても発信されていたこと、及び③司法試験の過去問に関する分析に関して信頼できると考えたことの3点から、2年2回目の受験にあたって、加藤ゼミを受講することとしました。
加藤ゼミの感想等
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- 加藤ゼミのカリキュラについて
加藤先生に最初に再現答案をみていただき行った個別面談では、私は知識があるものの答案の書き方がわかっていない旨のご指摘をもらいました。
普段の加藤ゼミの授業における答案添削においても、同様の指摘を受けることはたまにありましたが(刑訴法における強制処分を省略したうえで、任意処分の限界を書くなど)、普段の添削を通じて、筆力がなく枚数が書けないなりに短く必要な論述を行って途中答案を回避する方法を身に着けることができました。
おかげで、2回目の受験以降は途中答案が連発するということは少なくなっていきました。
ゼミを終了してからしばらく経ってからの合格という形ではありますが、2回目の受験の際に、根本的に書き方を修正できたからこそ、そこから積み重ねて合格に至ったものと考えております。
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- 加藤ゼミの使い方
加藤ゼミを通じて、司法試験論文の科目ごと分野ごとの書き方、途中答案を回避するべく短くコンパクトに論述を行う方法を身に着けたおかげで、加藤ゼミが終了した年の2回目の受験では、2341位まで順位を上げることができましたが、結果としては不合格でした。以下では、加藤ゼミ終了後に合格しなかった私が、加藤ゼミをどのように使っていたのかという点も含めて、最近加藤ゼミに入った方や加藤ゼミ出身の不合格者の方へのアドバイスとなればと思います。
第一に、加藤ゼミに在籍したときの私は、添削対象となっている年のその問題について、書けるようになるという意識が強すぎたと思います。確かに、複数回受験生である以上、すでに出題された過去問を一定の水準で書けるようになることは、ある意味当たり前のことと思います。とはいえ、過去問からの流用が多い公法系や刑事系ですら、素材となっている事案は異なるのですから、過去問とまんま同じ形で来年の司法試験で出題されるということはないです。添削を通じて、その問題(事案)限りの知識として身に着けるのではなく「同種の問題が聞かれたときにどう対応するか」という汎用性のある形で、知識を身に着ける姿勢が弱かったと思います。現に、私は、5月の段階で一回目の不合格を確信していましたので、加藤ゼミが始まる前から過去問をある程度進めておりました。そのため、加藤ゼミの添削でも先生から、ひどい点数をつけられるということはほとんどありませんでした(特に、「お化粧」をした答案というわけでもありません。)。
第二に、問題文との対話の姿勢です。私は、上述した通り、二回目の受験に向けて自身の書き方を徹底的に修正することに専念しておりました。しかし、司法試験では、問題文から何をどの程度書いてほしいのか読み取る力も求められます。書き方だけ修正しても、この力がない限り、コンパクトに書くとは名ばかりの、採点者からすれば肩透かしの答案となってしまうことがあります(現に、私は、平成29年の行政法・民法でそのような答案を書いてしまいました。)。特に、複数回受験生で何回か過去問を書いたことがあるという人は、正解筋をわかっていますから、主体的に取り組まない限り問題文との対話の姿勢は養われないと思います。
最後に
3回目の受験の際に、10月下旬ころに母が重病で倒れ、緊急搬送された後、医師から「今から手術をすれば命は助かるが。歩ける程度の後遺症で済む確率が30%くらい」という説明を受けました。
父や親戚の助けを借りながら、母が入院している時期も勉強を続けていましたが、「これから家族はどうなってしまうのか」「親戚に助けてもらっていながらも、自分は働かずに勉強をしていてよいのだろうか」ということを絶えず一人で考えていました。勉強する時間は作っていても、実際に勉強になっていたのかわかりません。
当時は、信頼できる一部の親戚と学部時代のゼミの先輩に話を聞いてもらって、何とか踏ん張っていたという感じです。逆に言うと相談ができたのはそれぐらいでした。幸い、母は今は元気です(心配されていた後遺症も全くありませんでした。医者には奇跡的なレベルと評されました)。
この経験を通じて、環境というのは、いつ何かの拍子で簡単に覆りかねないものという認識に至りました。特に、専業で勉強できる浪人生の方は、自分が勉強できる環境にあることについて当たり前とは思ってほしくはないです。
休むのも大切ですが、一日一日を大切にして頑張ってください。
講義のご紹介
令和6年司法試験 有料講座の合格者数356名
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令和4年司法試験 110名
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基本7科目の論文対策講座・労働法講座・法律実務基礎科目講座のテキストは全て、代表である加藤喬講師だけで作成しており、だからこそ、テキストは試験傾向にもしっかりと対応している、テキストどうしの一貫性が確保されているなど、クオリティが非常に高いです。
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