プロフィール
武藤 雅之 様(男性)
創価大学法学部卒業
創価大学法科大学院卒業
受験5回目で令和1年司法試験に合格
受講講座
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成 績
令和1年
総合 751位/受験者4466人 895.73点
論文 436.99点
.公法系 105.43点(憲法B、行政法B)
.民事系 170.88点(民法A 商法B 民訴A)
.刑事系 105.05点(刑法A 刑訴C)
.労働法 55.62点
短答 1406位 131点(28点/63点/40点)
平成30年
総合 767.09点 1949位/受験者5238人
論文 367.46点 約1900位
.公法系 93.20点 (憲法C 行政D)
.民事系 116.71点(民法E 商法E 民訴D)
.刑事系 100.17点(刑法不明 刑訴不明)
.労働法 57.38点
短答 2534位 121点(32点/54点/35点)
加藤ゼミを選んだ理由
私は法学部出身で、法学部に入学した頃から大学内部にある国家試験研究室という旧司法試験の対策の機関に入っていました。もっとも、大学2年までマーチングバンドのクラブに入っており、土日が潰れていることと、二つのバイトを掛け持ちしており、勉強時間はゼロに等しかったです。
そのような状況であったため、法科大学院の既修者試験に不合格、未修者として入学しました。母校の法科大学院の勉強環境は素晴らしかったです。一人ひとりに大きなデスクと棚が供えられたブースが与えられ、授業がある教室から数分でたどり着く設備になっていました。なので、現役中は授業開始前と放課後はずっとブースで勉強していました。そのような努力のおかげで2年間成績優秀者として給付金も頂きました。これにより無事に修了することができました。
ただ、肝心の司法試験の対策については、おろそかになっていました。法科大学院のチューター制度で弁護士の先輩がゼミ長となって司法試験の過去問を解いてそれの解説をするというゼミが行われていました。しかし、授業の事前課題などの負担が重く、なかなかゼミに参加することができませんでした。このままではやばいと思い、ロー2年次の後期になって取り組み始め、同期とゼミを組むなどして答案を書いていました。もっとも、添削を受けても自分の答えの方が正しいのではないかなどといった変なプライドをもってしまったこと、復習をせずにそのままにしていたことから正しい過去問分析ができていませんでした。
このようなスタンスのまま初受験に至り、惜しくもない微妙な順位で不合格となりました。奨学金の給付もなくなり生活費の捻出のためコンビニと派遣でバイトを週4日ほど行いながら、合格者に再現答案の添削を依頼し、面談をして来年以降の試験対策を練りました。しかし、合格者の話を鵜呑みにしてしまい自分で考えて過去問分析を行うということができませんでした。このような生活・勉強スタイルを3回目受験まで続けました。
浪人時代は、惨めで苦しい日々でした。バイトをしながら、「俺は今何のために生きているのだろう…」という気持ちでいっぱいでした。勉強にもあまり集中できないときもありました。
このような生活・勉強スタイルだったこともあり、私の弱点として、過去問分析の視点が足りていないこと、それによって生じる勉強のメリハリの付け方ができていないこと、試験で必要な知識をインプットしていないことが挙げられました。この弱点を克服するため、正しい方向で過去問分析をすることが必至の状況と考えました。この弱点は薄々3回目の受験まで気づいていたのですが、正直逃げていたのでしょう、ただやみくもに過去問を解きまくる(書きまくる)勉強方法をとっていました。
3回目受験で不合格になった直後、Twitterで情報収集をしていたところ、加藤ゼミ出身の合格者の方とDMを通じてゼミを知りました。ゼミ出身者でも合格者・不合格者の方ぞれぞれの情報も収集し、加藤ゼミに入ろうと思いました。
加藤ゼミ出身の合格者からは、加藤先生の過去問分析の視点が本番で知らない問題でも汎用性のあるものであることを教えていただきました。不合格者の方からはゼミを受けていれば合格するという受け身の姿勢が良くなかったという話を伺いました。
総じて、ゼミの内容が自分の弱点克服に大きく寄与すると確信し、ゼミに入ることになりました。
ゼミに入ってからの4回目受験の際には、フルタイム勤務できる仕事に変更し、平日はほぼ仕事でした。5時間勉強できるかどうか。朝4時に起きて、答案を1通書き、出社していました。夜には書いた答案の自己添削や加藤ゼミの資料等のインプットを行っていました。休日はやることは変わらず、10時間ほど勉強していました。
加藤ゼミの感想等
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- 4回目不合格の原因
私は、2017年募集の加藤ゼミに参加し、その年度の2018年の司法試験に不合格となりました。ゼミに参加したにもかかわらず不合格となった原因は、主に、ゼミで行った過去問既出の論点の理解が浅かったこと、民事系を中心に本番を想定してのインプットができず、本番で書き方に迷ってしまったことが挙げられます。特に、直前期には、勉強会の資料を消化しきっていないのに、ほかの教材に手を出すなど中途半端な努力をしていました。
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- 答案添削・過去問解説について
4回目不合格後すぐに同じ加藤ゼミに参加していた3人の合格者に添削を依頼したところ、過去問分析の勉強の方法として、過去問解説の部分を加藤先生の答案とセットでインプットして過去問で一回でも出た論点は必ず書けるように準備しておくという勉強方法をとっていた方のアドバイスを受けました。効率のいい勉強法と思ったので参考にしました。
具体的には、理解しているようで理解できていない、書けているようで書けていない部分を知ることで、復習をして答案を書けるようにしました。特に、過去問の焼き増しが多い公法系、刑事系の論点については解説レジュメに穴があくくらい読み込みました。また、加藤先生のレジュメはきちんと裏が取れている記述になっており、別の本をたくさん参照しなければならないという手間を省くことができました。こうすることで、問題文の読み方から答案の型まで身に付けることができました。
また、私は、勉強会の資料を本番で持っていくまとめノート代わりにしていたので、そこに過去問の答案・解説をまとめて入れていました。これにより、本番直前に自分がミスしやすい論点や書き方を確認し本番で最高のパフォーマンスをすることができました。
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- 勉強会について
直前期には勉強会で配布された資料、講義の動画聴講とそれらの復習に時間を費やすようにしました。資料については、各科目ともに重要論点や出題予想論点を中心に整理されているし、答案の形にまとまっているので本当に時間がない直前期には助かりました。おそらく、知識面で他の受験生に負けなかったのはこの勉強会のおかげです。勉強会で検討した問題意識は本番でも出題されましたし、来年以降の対策においても勉強会の内容を消化させることは重要と思います。
そのため、直前期は、後述の辰巳のえんしゅう本以外では、加藤ゼミの勉強会の資料等しか手を付けていません。これは不合格の年に直前期に普段見慣れない演習書に手を出したりして失敗した経験があるからです。
また、自分なりに規範を短くしたり、表現の仕方を自分のいつも使う評価の言葉に引き直したり、カスタマイズした状態でまとめノート代わりに普段勉強していました。
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- 労働法について
労働法は、過去問全てを検討していたこともあり、ある程度の点数の入る書き方は知っていたので、加藤先生の勉強会では、出題が予想される分野の論点の書き方の確認をするようにしました。また、勉強会資料の他にも百選を使って周辺の論点についても事実に着目して本番でも書けるように準備していました。
これは4回目も同じ勉強スタイルで55点以上を安定してとることができているので自分にはピッタリの勉強法だったと思います。
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- 他校の教材の活用について
加藤ゼミと並行して直近3年度分の過去問分析を行っていたため、辰已法律研究所のぶんせき本を活用していました。上位答案だけではなく、中位答案などでも端的でわかりやすい評価の書き方や見出しの書き方を盗むといった活用の仕方でした。
あとは、民事系については、予備試験の焼き増しが本試験で出題されることを想定して、辰已法律研究所のNEWえんしゅう本を各科目2周半くらいしました。
直前期の4月には辰巳のファイナル模試を受け、自分の論述の仕方や問題文の読み方に問題がないかを点検しました。復習は論点ごとに行い、加藤先生の直前インプットに集中するようにしました。
最後に
私は、大学1年生から司法試験合格を目指しました。途中、クラブやバイトなど司法試験とは直接関係のないこともたくさんしました。しかし、全て活かしきって合格することができたと私は確信しています。つまり、無駄なことは何ひとつなかったのです。司法試験合格のためには合格点に到達しなければならないし、それで必要十分であるから、バイトなど無駄なことはするなという意見は一つの正解とは思います。しかし、私にとってはクラブの仲間、バイト先の仲間、留学生などの出会いを通じて、皆の期待に応えていこうと前向きに努力することができました。途中、経済苦によるバイト漬けの日々(これは今も変わってないです。)に苦しみ、惨めな思いをたくさんしましたが、それも努力に向かう糧になったのも事実です。
司法試験とは関係ないですが、公務員試験(裁判所職員総合職試験・全国で15人程度しか合格しない難関試験です)に合格・内定も頂くことができました。5回目の受験がなければダブル合格することはなかったし、就職先も変わっていました。現在合格できずに苦しんでいる人がいれば、全てを活かし、司法試験に合格するために努力しているのだという自覚をもって頂きたいです。
加藤ゼミに入ったあとの敗因分析や先生の講義・添削など合格に必要なことを貪欲にやり続ける中でそれらは自身の血肉になっていたことは間違いありません。加藤ゼミに入ることで司法試験合格に必要なノウハウは会得することができます。しかし、それを活かすのも殺すのも自分次第です。必ず受かるのだという決意と行動があるならば、ゼミに入ることで司法試験に合格できます。そして、自分に自信を持つことができます。
皆さんのことを応援しています!
講義のご紹介
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令和4年司法試験 110名
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加藤ゼミナールでは、受験生スタッフや合格者スタッフがテキストを作成するのではなく、全てのテキストを代表である加藤喬講師をはじめとする所属講師がいちから作成しています。
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