加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

平成28年司法試験合格者 Y・N 様

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プロフィール

Y・N 様(男性)
京都大学法学部卒業
京都大学法科大学院(既修)卒業
2回目の受験で平成28年司法試験に合格

 

受講講義

  • 秒速・総まくり100(資格スクエア)
  • 労働法速修テキスト講義(BEXA)

 

成 績

平成28年
総 合 812位/受験者6899人(945点)
論 文 796位・462点
公法系 115点(憲法D 行政A)
民事系 166点(民法F 商法A 民訴A)
刑事系 121点(刑法B 刑訴A)
労働法 250位くらい/採点対象者1346人 58点台

平成27年
短答試験不合格 110点(21点/60点/29点)

 

受験勉強中の悩み

私は、まずロースクールの試験で躓きました。京都大学法科大学院では特に民事系で非常に難しいことをやっており、学校の勉強内容や、勉強の仕方がよくわからず、学校の成績は入学当初の試験から留年すれすれでした。しかし、学部のときも学校の成績は振るわなかったものの、予備校一本でロー入試で高得点をとり入学できたため、司法試験においても学校の成績は取れなくとも、予備校をフル活用し合格できるだろうと思いました。

そんな感じで過ごしていたのですが、三年前期の試験で必修科目の民法を落としてしまい留年してしまいました。法学既修者の留年は京都大学法科大学院では前代未聞レベルであったため、とても恥ずかしく、また、今まで一緒に頑張ってきた友達と司法試験を受けられなくなったことに強いショックを受けました。

そうして周りの友達とは勉強のペースやレールから外れてしまったのですが、「一日、予備校の講座を何コマ聞こう」と予備校を自分のペースメーカーにすることで勉強を続けることができました。

 

講義等について

  • 秒速・総まくり100(資格スクエア)
    加藤先生の総まくり講義を全科目受講しました。
    受講した理由は、憲法の講義の「判例を主張反論方式でまとめていてくれている点」を非常に魅力的に感じたことです。内容は想像以上によかったです。
    加藤先生の講義は、自分には難しすぎず、優しすぎずちょうどよく、ロー入試などで習得した今までの既存の知識を応用可能なように深めてくれました。この作業は一人でやろうとしてもなかなかできることではありません。法科大学院入試のときに丸覚えしていた応用不可能なガチガチの知識が、応用可能になるような柔軟剤が入っていくのを感じました。例えば刑法の賄賂罪の保護法益の「公務の公正とそれに対する信頼」とはなんとなくわかるけどどういう意味なのか、会社法の利益相反取引の間接取引にはどういうパターンがあるのか、刑事訴訟法の伝聞にはどういうパターンがあるのか、民事訴訟法の補助参加の利益が具体的にどういった場合に認められるかなど、目からうろこな点がたくさんありました。
  • 労働法速修テキスト講義(BEXA)
    労働法速修テキスト講義の内容も、想像以上によかったです。労働法は他の選択科目に比べて予備校本が充実していますが、それでも基幹科目に比べてこの本だけでいけると思えるものは自分にはありませんでした。
    しかし、この講義のテキストには労働法を1位で合格した加藤先生のエッセンスがつまっており、これ1冊で全国上位まで実力を引き上げてくれます。私も辰已法律研究所の全国模試で労働法で全国1桁の順位をとることができ、論文で一番の得意科目になることができました。
  • ASK(本ブログの質問コーナーに相当するもの)
    秒速・総まくり100や労働法速修テキスト講義で分からなかったこと、消化しきれなかったことをASKで質問しました。この制度は自分にとって本当に助かりました。加藤先生は全ての質問にスピーディにかつ丁寧に答えてくださり、一度真剣に考えても分からなかったところをピンポイントで聞けるので、まさに自分に足りないところを補うことができました。

 

最後に

自分は京都大学法科大学院で落ちこぼれたこともあり、民事系の成績がいつもめっぽう悪い一方、公法系・労働法の成績はよかったです。巷では「民事系のできは勉強時間に比例する」と言われるくらい、民事系科目は一人でできる人はできる一方、公法系科目は学校の授業だけでは、なんとなく書き方、方法論などが分からない、選択系科目には手が回らない、そしてそのまま司法試験に行く人が多いように思います。この点が予備校派の自分にはチャンスだと思っていました。やはり司法試験の王道は民事系で点を稼ぐイメージが強いため、公法系と労働法で点を稼ぐ自分は一緒に勉強していた友達から「隙間産業」と揶揄されていましたが、全科目同じ100点満点なので、受かればそれでいいと考えていました(本番は憲法が悪かったので全く説得力がありませんが…)。

しつこいようですが、公法系や労働法はどうしても独学が難しい一方、覚えることが少ないため方法論だけ覚えれば点数が劇的に変わります。この点で悩んでいる方がいればぜひ伊藤たける先生や加藤先生の講座を受講してみてください。

最後まで読んでくださった方は、僕が加藤先生のことをベタ褒めしすぎたので予備校の回し者かと思われるかもしれませんが、自分は加藤先生と面識もありませんし、そんなことは決してありません。

これは大学受験のときに初めて感じたことなのですが、受験ではどんなにかつての成績が悪くても誰か一人信頼できる先生がいれば、勉強自体が苦じゃなくなり、自分が信じられないくらい高い地点までいけるものです。自分にとって司法試験でのその先生が加藤先生でした。

今この体験記を読んでくださっていて自分は予備校派だと思っている人も信頼できる先生を一人見つければ、どんな苦手科目でも得意科目にすることは可能だと思います。

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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

kato portrait
加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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