加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

司法試験対策パックを使った学習のスケジュール

司法試験試験パックの受講を検討しております。各科目の配信の予定が一斉ではなく、一科目ごとの随時配信であることから、その間の勉強方法についてご相談があります。ブログにて一科目の知識や理解を深かめるため、複数の科目を並行して行うのではなく一科目を1ヶ月集中して勉強する方が良いとの先生の助言を読みました。ただ、まだまだ他の科目のインプットも十分でないため、例えば、9月まで民訴を全く手をつけないとなれば、私としては、これまでの知識すらも忘れてしまうのではないかと不安を感じるところもあります。そこで、受講申込後は全てのテキストが届くとありますから、講義は配信されてなくとも、そのテキストをマーカーとかはせず、ただ熟読するなど知識の確認(インプット)をし、演習書などでアウトプットの練習をしつつ、各科目の配信に備えるという、勉強のやり方でよろしいのでしょうか。科目ごとの随時配信までの間の他の勉強の仕方について、お忙しいところ大変申し訳ありませんが、先生からアドバイスをいただけると幸いです。疑問を解消し、できる限り早く受講の申し込みを考えておりますので、ご回答頂けますよう、何卒よろしくお願いします。

司法試験対策パックの受講を検討して頂き、誠にありがとうございます。

講義動画の公開だけでなく、教材(テキスト・論証集)の配送も、講義スケジュールに従いますので、先に7科目分の教材が一式届くということではございません。従いまして、講義動画が公開されるまでの間、他科目の教材を熟読するという勉強法を選択することはできません。お手数ではございますが、こちらから確認して頂けますと幸いでございます。

総まくり講座と司法試験過去問講座の1周目は、実力を底上げるする段階に位置するため、なるべく1科目ずつ短期集中で勉強なさることをお薦めいたします。そうしないと、記憶が定着しにくいことは勿論のこと、短期間で科目全体を最初から最後まで勉強することができないために科目特性(出題の角度、範囲など)を掴みにくいです。

総まくり講座と司法試験過去問講座の科目ごとのボリュームからすると、1科目ずつ受講しても、最後の科目である民事訴訟法の動画配信日・教材配送日までに6科目を受講し切るのは難しいですから、1科目ずつの集中的に受講するという方法を選択して頂ければと思います。

その上で、憲法→行政法→刑法→刑事訴訟法→民法→商法→民事訴訟法という流れで1科目ずつ受講する過程で、前の科目で学習したことを最低限維持するために、行政法の段階でも憲法の教材・答案をざっと確認する、刑法の段階でも憲法と行政法の教材・答案をざっと確認するというように、前の科目についての最低限の復習をして頂くことをお薦めいたします。

参考にして頂けますと幸いです。

2021年06月01日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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