加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

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短答過去問を全て潰す必要はあるのか

予備試験の短答式試験の勉強方法について教えていただきたいです。
過去問が重要と聞きますが、辰已法律研究所の短答過去問パーフェクトを使用する場合、全ての問題を完璧にしなければならないのでしょうか。
それとも何%以上の問題に絞るべきなのでしょうか。

かつては、短答過去問集や肢別問題集で全問題を何度も何度も繰り返すという勉強法が主流でした。

しかし、1年ごとに過去問が増えていきますから、どこかのタイミングで短答過去問を全て潰すことは不可能になりますし、その必要性が低くなります(出題知識が共通する問題が増えるため)。

私は、繰り返し解く短答過去問を2分の1から3分の2くらいまで絞った方がいいと思います。その際には、①正答率だけでなく、②出題範囲の重なりも考慮しましょう。①だけだと、特定の分野・条文・論点が手薄になってしまうおそれがあるからです。

①正答率については70~80%を基準とし、②重要度の高い分野・条文・論点(例えば、刑法の因果関係)以外については同じことが問われている問題はやらない(あるいは、後回しにする)という方法により、正当率の高い問題で正解することができる分野・条文・論点の幅を広げましょう。

2021年05月21日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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