加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

秒速シリーズのリニューアル情報

秒速シリーズの購入を検討している者です。
私は、現在大学4回生で、ロースクール進学は確定しており、あわよくば予備試験合格を狙いたいと考えている学習状況です。
そのため、中上級者向けの講座としての秒速シリーズの購入の検討に入っているのですが、これからリリースされていることになるであろう秒速シリーズ2022と現在リリースされている2021どちらを購入するか迷っています。
これからある国公立のロースクール入試後には、予備試験の学習を中心に司法試験の学習に入るため、出来るだけ司法試験にフォーカスした秒速シリーズのような講座があれば、学習しやすいと思うのですが、もし秒速シリーズ2022のリリース日が2021のリリース日と同じく6月15日で、かつその金額もセットで購入した場合は225,000円で有れば、2022のリリース時に購入をしたいと考えています。
2022の購入を検討しているのは、今の段階で2021を購入しても予備試験の学習との関係で着手できないおそれがあること、出来るだけ最新のものが欲しいという二つの理由からです。
以上長くなりましたが、
①秒速シリーズ2022のリリース予定日はいつなのか
②秒速シリーズ2022も2021同様セットで購入すれば、225,000円に割引されるのか
③2022では、内容面で大きな変更予定はあるのかに関してお伺いしたいです。
よろしくお願いします、

秒速シリーズの購入をご検討いただき、誠にありがとうございます。

以下、ご質問について回答させて頂きます。

①秒速シリーズ2022のリリース予定日

秒速・総まくり2022及び秒速・過去問攻略講座2022は、いずれも、「全科目について、全動画のアップロードを完了し、教材も配送できる状態」で、来年5月中にリリースする予定です。

秒速シリーズ2021では、秒速シリーズ2020の動画をそのまま利用しつつ、必要な部分につき動画を差し替えるという対応をしていました。これは、秒速シリーズ及び労働法講座にについて全面的に手直しをする必要と、全科目・全動画を視聴できる状態でリリースしてほしいという受験生の方々からの要望に応じる必要とを踏まえてのことです。

秒速・シリーズ2022では、全科目の全動画を収録し直します。

②秒速シリーズ2022も2021同様セットで購入すれば、225,000円に割引されるのか

秒速・総まくりと秒速・過去問攻略講座とのセット販売による割引の廃止、単価の大幅な値上げ、及び割引率の大幅な低下といったことは予定されておりません。したがって、秒速シリーズ2022でも、秒速・総まくり2022と秒速・過去問攻略講座2022とを225,000円に近い価格で購入して頂くことが可能です。

なお、「225,000円に近い価格」としているのは、司法試験過去問の問題数の増加等を踏まえて、若干の値段変更の可能性が残されているためです。

③秒速シリーズ2022における内容面での変更点

現時点で予定している大きな変更点は以下の3つでございます。

1つ目は、上記①にも出てきたことですが、全動画を収録し直すということです。

2つ目は、秒速シリーズ2021リリース後に出された令和2年最終重要判例のうち、試験対策として重要度の高いものがテキストに反映されるということです。秒速シリーズ2021でも、「本訴請求債権を反訴請求に対する相殺の抗弁に供することの適法性」に関する最二小判令和2・9・11、及び「共犯関係が認められる事案における刑法207条の適用の可否及び同条の「暴行」の危険性」に関する最二小決令和2・9・30については補講として対応していますが、こうした最新重要判例がテキストに反映されることになります。

3つ目は、秒速・過去問攻略講座の全面的な改訂です。司法試験過去問は、基本7科目だけで、毎年、7問ずつ増えており、プレテストも含めると令和2年までで合計112問もあります。しかも、数年前から、出題趣旨・採点実感の分量がだいぶ増えました。司法試験過去問が増えることに伴い、特別な工夫をしない限り過去問学習の負担が大きくなる一方で、過去問から再度出題される確率が高くなります。こうした事情を踏まえて、秒速・過去問攻略講座2022では、受験生の皆さんが過去問を出来るだけ網羅的に学習することができるよう、質が低下することにならないように配慮しながら、1問あたりの学習負担を軽減するための工夫を施します。テキストに反映する出題趣旨・採点実感も、厳選します。

大きな変更点は上記3となります。他にも、令和1年改正会社法をテキストに反映する(秒速・シリーズ2021では、改正法対応の髙橋ほか「会社法」第3版が発刊される12月に補講予定)、ランクづけの一部修正、論点等の追加など、細かい変更も予定しております。

伺った現在の状況からすると、秒速シリーズ2021は受講せず、令和3年予備試験をこれまで使ってきた教材で勉強を続け、予備試験の短答又は論文後、試験の手応えも踏まえながら、秒速シリーズ2022の受講を検討なさるのが宜しいかと思います。

なお、令和2年司法試験の分析をする際には「令和2年司法試験リアル解答」企画の動画・答案、令和2年予備試験の分析をする際には「令和2年予備試験の参考答案・解説」に関する記事を参考にして頂けると思います。

引き続き宜しくお願い申し上げます。

2020年11月03日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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