加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

基礎講義の受け方

基礎講義受講段階における復習のやり方についてアドバイスをいただきたいです。
現在は基本的に、基礎講義→復習(テキストとスライドを読み返す)→基礎問(自力で考える→テキストを見ながら答案構成→解答解説を読む)→基礎問の解説動画、というような手順で、答案を書く際に講義で学んだ内容をどのように使うのかを確認しながら進めています。
基礎講義と基礎問の相乗効果で理解が進むというメリットを感じる一方で、基礎問の中には基礎講義では扱っていない内容があること、上記手順だと基礎講義を1回進めるのに時間がかかるといったデメリットも実感しています。
それとも、基礎講義は7科目を早く一周することを優先した方が良いのでしょうか。この場合、復習はどのように行うのが効果的なのでしょうか。
教えていただけると幸いです。

加藤ゼミナールでは、基礎講義(300時間)→総まくり講義(130時間)→基礎問題演習講義(100時間)という流れで学習を進めることを奨励しています。

御指摘の通り、基礎問題演習講義の問題には、総まくり講義で学習することを前提とした問題が相当数含まれていますので、基礎講義と並行しながら基礎問題演習講義を受講するという方法だと、どうしても分からない・解けない問題が出てきます。

また、基礎講義と並行しながら基礎問題演習講義を受講するという方法をとることにより基礎講義を1回進めるのに時間がかかってしまうと、1科目を1周するのに時間を要することとなり、科目を俯瞰しにくくなります。

法律は、科目単位で分野間での関連性が強いとともに、科目間での関連性もそれなりにあるため、なるべく早く全体を俯瞰したほうが理解が促進されます。

したがって、基本的には、基礎講義(300時間)→総まくり講義(130時間)→基礎問題演習講義(100時間)という流れで受講していただき、仮に基礎講義と並行して基礎問題演習講義を受講するとしても、1問1問解くのではなく、問題文と答案例にざっと目を通して基礎講義で学習した条文や論点の使い方を軽く確認するにとどめるべきであると考えます。

参考にして頂けますと幸いです。

2024年10月12日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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