加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

法科大学院入試における学説対立問題の対策の要否

お世話になっております。
法科大学院入試について、司法試験では刑事系科目において学説対立を書かせる問題がよく出ていますが、法科大学院入試においてはそのような知識の暗記は必要となるのでしょうか。
よろしくお願いします。

平成30年以降、刑法・刑事訴訟法(特に刑法)では学説対立が出題されるようになっていますが、だからといって法科大学院入試でも学説対立が出題されるとは限りません。

志望校の直近3~4年分の過去問を見て、刑事系科目で学説対立が出題されているか否かを確認なさるのが宜しいかと思います。また、仮に出題されたとしても、司法試験と同様、本権説VS占有説、別件基準説VS本件基準説など、自説を勉強する過程で自説を理解するために当然勉強するであろう反対説くらいしか出題されないでしょうから、そこまで学説対立を意識した勉強をする必要はないと思います。

参考にして頂けますと幸いでございます。

2022年09月21日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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