加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

アフィリエイト・ステマサイトは有害でしかないです

X(旧Twitter)で「資格日記」というwebサイトにおけるランキングについて疑問を呈する投稿を見ました。

このサイトでは、「司法・予備試験通信講座・予備校おすすめ10社ランキング!比較して評判が高いのは?【2024年最新】」という記事において、司法試験・予備試験対策をする受験生におすすめの通信講座・予備校10社として、以下のランク付けがなされています。

1位:アガルート
2位:スタディング
3位:資格スクエア
4位:LEC
5位:辰巳法律研究所
6位:BEXA
7位:伊藤塾
8位:加藤ゼミナール
9位:スクール東京
10位:TAC

※元記事はこちら

これは典型的なアフィリエイトサイトであり、どの予備校がアフィリエイトに課金しているのかが一目瞭然です。

私は、加藤ゼミナールの創業時から、アフィリエイトやステルスマーケティングの類には絶対に手を出さないと決めています。取締役の出口も、私の理念に共感して弊社の取締役を引き受けてくれました。

加藤ゼミナールは、過去に一度もアフィ・ステマはやっておらず、この種の営業メールも全て断っているので、アフィ・ステマ系のサイトでは常に下位にいます。

アフィ・ステマサイトは、正確な情報の流通を阻害し、消費者がどこで・何を買うかという判断を狂わせるものであり、有害でしかないです。

また、予備校は、良い教材・授業を提供し、合格実績を積み上げるとともに、受験生からの支持を得ることで購入者を増やすという方針で運営されるべきです。私は、これが本来の予備校の在るべき姿であると考えています。だからこそ、“より良い教材・授業を作ろう”というインセンティブが働くわけです。

アフィリエイトやステマに頼ったり、広告重視の戦略をとると、“予備校や講座を如何に良く見せるか”という戦略に陥ることになり、良い教材・授業を作ることで多くの受験生に利用してもらうというインセンティブが働きません。

アフィリエイトやステマは、正確な情報の流通を阻害することで消費者被害をも引き起こしかねないうえに、事業者側を堕落させるものであり、有害でしかありません。それと同時に、アフィリエイトやステマを行っている事業者も強く非難されるべきです。法曹教育の一葉を担う予備校であれば尚更です。

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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

kato portrait
加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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